東京マルイ M14 EBR カスタム

東京マルイ M14 カスタム
お疲れ様ですメカニックのSHUです。
今回は過去に作業したマルイベース M14 EBRの内部強化チューンです。
A&K M4 mini M14 EBRとは...
軍、警察向けにショットガンなどのカスタムモデルやパーツを製造しているSage社のM14です。
EBRはEnhanced Battle Rifleの略。多段階伸縮可能なスピードストック(同社製)を含むストックバリエーションや、レールシステムの組み込まれたアルミニウムシャーシにM14の機関部をそのまま搭載するなど、上記Troy社のM14SOPMODとほぼ同じコンセプトを持っています。
あくまで外装部品であり、銃としての性能は内蔵されるM14、M21、またはM1Aの性能に準拠します。
セミオートマチックのライフルでありながら、ボルトロック機構を搭載したモデルも存在しています。
一発撃つごとにコッキングする必要はありますが、サプレッサーやサブソニック弾との組み合わせによって高い静粛性を発揮できます。
無論、民間ではサプレッサーの入手が困難であるため、明らかに軍隊向けのデモンストレーションでした。
各部隊でも色々なカスタムがあるのも魅力的だと思います。
MARSOC
SEALs
US ARMY
それではカスタムの方に入ります。
M14系は、ノズルとチャンバーの設計と位置関係が非常に良く出来ており、箱出しでも性能は高めです。
ノズルやHop周りのチューンを行う事で、更なる性能UPが見込める個体です。
A&K M4 mini メカボックスはVer7となります。 A&K M4 mini
メカボックスを開けます。 
東京マルイ製のメカボックスは殆ど問題ありませんが、中華製メーカーの場合、ピストンレールやシリンダーホールなどにバリやザラつきがあったりする場合がありますので、耐水サンド等で研磨してください。
メカボックス内部のパーツは一旦全て取外し、内部をしっかり洗浄します。
電動ガンのメカボックス内部構造は各社 似たり寄ったりですが、利用されている軸受やギア軸の公差などで、シムのバランスが変わっていたりしますのでご自身で分解する場合は、写真を撮ったり、各部のシムの枚数をメモしておいたりすると、全分解した後でもデフォルト(箱出しの状態)から調整を再スタートできると思いますので、お薦めです。
A&K M4 mini
次に軸受けを交換します。
東京マルイベースの場合、軸受は6mmとなります。
基本的に軸受はORGAブランドの軸受へ変更します。(Plyaerさんから指定が無い場合)
箱だしの電動ガンで利用されている軸受は概ね、プラ製、ベアリング製、真鍮製 ですが、ORGAとしては両方とも耐久性に掛けると考えています。
プラ製と真鍮製の物は、経年により軸穴が広がってしまう為、適正なギアの噛み合わせが出来なくなり(ガタが出る)異音の原因に繋がります。
ベアリングの場合は、ベアリング自体の破損が起こり、物理的なギアクラッシュへつながってしまいます。
これらの理由から、ORGAではステンレス製の硬度と強度の高い国内生産軸受を利用しています。
硬度と強度以外にもORGA軸受の特徴をWebShopにて解説してありますので、ご覧ください。
軸受けは電動ガンカスタムの中で最も重要なポイントです。
この部分の手を抜くと、どんなに良いギアやパーツを使っても、クラッシュする確立が格段に高くなります。
折角シム調整をしても、軸受けがしっかり固定されていないと、ギアの振動で軸穴が磨耗してしまい軸穴が広がってしまったり
ギア同士の角が接触したりと、ドライブさせる上で様々なトラブルが発生しますので、必ず固定しましょう!
※瞬間接着剤等を利用の場合、設置の瞬間に斜になってしまったりしますので、注意してください。
A&K M4 mini 次にギアを交換します。
今回はSHS製の物を使用します。
電動ガンのカスタムの中で、ギアの選択(材質ではない)は大きな要素です。
ORGA WebShopでも解説している通り、ギアにはギア比という物が存在します。
このギア比で、回転する速度が変動します(ハイサイクルなど)
# 18:1 = マルイ純正比
# 16:1 = ハイサイクル系
# 13:1 = スーパーハイサイクル(マルイハイサイクル同等比)
# 32:1 / 100:200 / 100:300 = トルク寄り(サイクルが落ちます)
現在はCORE ENHANCED GEARというNEWギアを取り扱っています。
動画でも詳細をUPしてますので、商品ページからご覧ください。
A&K M4 mini
次にシム調整です。
同じ事を長い間言い続けてはいますが
シム調整のコツは、スパーギアの下のシムを極力薄くします。
このシムが厚いと、スパーに順ずるセクターやベベルの設置位置も上がってしまいモーターとの噛み合わせやタペットプレートへの負担が大きくなり、オススメできません。
スパー下のシムが決まったら、スパー上のクリアランスは限りなく無くします。
注意点は、メカボックスを閉じてビスを締めると、シムのクリアランスが詰りますので注意してください。
ビス締め無しの時はOKでも締めるとキツくなる事があります。
ビスを締めた後、指でギアを回した際に、抵抗や異音が無くスルスル回ればOKです。
そのスパーの高さに合わせて、セクターとベベルの高さを決めます。
セクター上のシムはタペットプレートが押さえてくれる事もあり、然程 神経質になる必要はありません。
ベベルの肝は、ベベルの上のシムになります。
ベベルの下に関しては、モーターピニオンがベベルギアに当たり、ベベルを持ち上げますので、然程関係ありません。
ベベル上のシムのみ注力してください。
上があまりキツすぎると、ドライブ時に異音の原因になります。
A&K M4 mini
セクターギアにセクターチップを付けます。 A&K M4 mini
ギアのグリスアップは、どのグリスでも共通ですが、塗りすぎに注意しましょう! 基本はWAKOSを利用していますが、この当時は、テストで制作したモリブデン系を利用していました。
グリスを塗りすぎると、それだけで抵抗になりますし、ギアが回転する事で、メカボックスの内部でグリスが飛び散ってしまいます。
その事で、シリンダー内部やスイッチ等へ不要なグリスが混入しトラブルの原因につながります。
A&K M4 mini
シリンダーは放出エア量Upを狙いMagnusシリンダー+Magnusピストンヘッドセットを採用。
ロングシューティングには、放出エア量は必須です。
詳細はMagnusシリンダー商品ページにも記載してありますので、ご覧ください。
A&K M4 mini
A&K M4 mini
ピストンヘッドは高耐久 アルミピストンヘッドをしようします。
中華製に見られがちな、ピストンヘッドを固定する際のネジ山の弱さや 外径(外周)の低切削精度、Oリングの公差による機密漏れなどの不安がなく、高精度で硬質アルミにて生産されたメタル製のピストンヘッドです。
ピストンヘッド外周部分のエッジも穏やかでシリンダー内部にキズを付けずノーマルセッティング、ハイサイクルなど全ての電動ガンで利用できます。
A&K M4 mini
ノズルは、ORGAでは定番になっているFireFlyのでんでんむしノズルを利用します。
通常のノズルよりも上部先端が1mm長くなっている為、チャンバー内でBB弾をしっかりと保持する事ができる為、弾速と弾道が安定します。
マルイ系電動ガンや次世代用など各種取り揃えています。
A&K M4 mini メカボックス内部の作業が終わったら、メカボックスを閉じます。 A&K M4 mini
組みあがったメカボックスをロアに組込み、テストドライブを行います。
この状態でセミ/フルともに支障がなければOKです。
もし支障がある場合は、カットオフレバーセレクター&セレクタープレートなどの駆動を再度チェックしてください。
また、この状態でノズルを押してみて、きっちり前後運動するか?確認してください。
細い棒状の工具をノズルから差込んで押す事によりピストンの動きもチェックをしてキッチリ動いていればOKです。
たまに、メカボックスを閉じてテストドライブの段階で「実はピストンがレールと噛んでいた・・・」なんて事になると、また全バラシになりますので、この工程は必ずやりましょう!
A&K M4 mini
続いてはHop周りのカスタムです。
ご存知の通り、なまず辛口を利用します。 M14チャンバーの場合、Hopの開口部分に合わせてなまずをカットする必要があります。
A&K M4 mini
HOPチューンは、FireFlyのなまず辛口を利用します。
ORGAで販売(組込み含む)している なまずは、オリジナルのステンレス平行ピンが付属していますのでより"ねじれ"に強く安定したHOP回転を掛ける事ができます。
なまずに関しては、そのまま利用する事はありません。チャンバーの開口部やHOPレバーの形状に合わせてなまずを加工します。
A&K M4 mini
Magnusチューン 及び Axisチューン共に、ORGA製 WideBore バレルを利用します。
ORGAでは、電動ガン用に2種類のバレルラインナップがあります。
業界最高径の内径6.23mm Magnus Barrel と 6.13mm MagnusHD Barrelです。
各々の利用用途は製品ページに記載してありますので、ぜひご覧ください。
全国のSHOPさんでも取り扱いがありますので、最寄りのSHOPさんにもお問合せしてみてください。
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