PTW M4A1 Light Magnus

PTW M4A1 Light Magnus
08以前のMAXの主要部をFCC + 08化を行い、Light Magnusのセッティングを行います。
以下のGearBoxは08以前の物で、ECUのコントロールコネクターの端子は3芯となります。
この基盤は、08MAXの4芯物へ変更します。
まずは、GearBox内部の確認です。
若干ギアの回転に引っ掛りがありましたので、クリアランスと組み込み状態をチェックし、洗浄〜再グリスアップを行います。 今回のCUSTOMはLight Magnusという事で、若干 スプリングレートを持ち上げた仕様となる為、セクターギアを現行の強化版へ変更します。 また、2012でも良く発生しているのですが、純正で利用されているベアリング軸受が逝ってしまう事が良くあります。
念のため、ORGA SUS420 6mmメタル軸受へ変更します。
PTWのGEAR BOXはGEAR BOXを締めるビスはキツ目に締めてください。
マニュアルには「ビスを閉めてキツイ場合はビスを緩めてください」 的な表記がありますが、それはギア軸の精度や各ギア同士のクリアランス公差の問題を補填する為の記述となり、本来あってはならない事ですので、ビスをキツメに締めて、ギアの動きが渋い様であれば、以下の様な点を確認してみてください。
# 軸受の破損
# ギア軸の曲がりや太さの公差
# SMAXの場合のベベルギアに圧入されているベアリング軸受の回転精度の悪さ
# セクターギア内のプラネタリーギアの摩耗
次はFET側の加工です。
今回は、純正ストックパイプから、LMTの実物へ変更する為、MINI MOSFETの導入が必須となります。
以下は、FCCの物で大変高品質なMiniMosFETです。
# FCC MiniMosfet ページ ストック内にLipoとFETを格納する為には、FET側の加工が必要となります。
まずは、ヒューズの向きを変更します。
以下が純正の状態 ヒューズを逆から挿す型に変更すると、FET自体の全長を更に縮める事ができます。 FETを仕上げる前にモーターとストックを先に交換します。
これは、FETとLipoの位置関係を決める配線の長さを決める必要がある為です。
モーターは、FCC Gen2.5ハイトルクタイプを採用します。
ORGAで販売 及び カスタムで導入するFCCモーターには、標準で ORGA製 モータースタビライザーが付属します。
ハイトルク時のモーターの耐久性向上と、ピニオンの適正位置を割り出す為のパーツで、ピニオンと本体の間に設置しているスペーサーがスタビライザーです。
ストックも実LMTへ変更します。
トレポンの場合、98%の実ストックが無加工で取り付け可能です。 実ストックには、トレポンの配線を逃がす為の切り欠きがありませんので、φ4くらいの切り欠きを作成します。 左が純正
右が実LMT ストックとモーターの準備が終わったら、FET基盤の配線を換えていきます。 純正と比べるとこれだけ大きさに差があります。 FCCのFET(同梱されている物のみを利用)を利用してストック内にLipoとFETを収めるには、このやり方が一番運用しやすいかと思います。
FETの片側に配線の出口を集約し以下の手順です。
1、Lipoをストックに頭から入れる
2、Lipoを完全に格納する前に、FETと結線する。
3、その後、FETとLipoが一直線になる様にし、ストック内に収める
ストック内では、以下の様な位置関係となります。 ちなみに、モーターとFETの配線は多少長めに取っておく必要があります。
今回の作業では
# モーター to FETへのマイナス線 18cm / プラス線 21cmです。