King Arms Black Water BR15 ハイサイクル
King Arms Black Water BR15 ハイサイクル
こちら、大分前の作業になってしまいますが、順次UPしていきます。
KAのBlackWater BR15 Carbineです。
KAのM4系は、Ver2のメカボックスを利用しています。
KingArmsのメカボックススは耐久性もあり、良く出来ております。
Ver2メカボックスといえば、最高精度のSYSTEMAメカボックスが再入荷しております!
こちら、人気があり直ぐ無くなってしまいますので、お早めにご覧ください。
SYSTEMAメカボックス
それでは、内部の確認を行います。
《メカボックス分解》
ハイサイクルという事で、セクターカットを行います。
メカボックスを開けます。 東京マルイ製のメカボックスは殆ど問題ありませんが、中華製メーカーの場合
ピストンレールやシリンダーホールなどにバリやザラつきがあったりする場合がありますので、耐水サンド等で研磨してください。
メカボックス内部のパーツは一旦全て取外し、内部をしっかり洗浄します。
配線は通電効率と取り回しの良さを考慮し、テフロンへ変更します。
《ギアのチョイス》
電動ガンのカスタムの中で、ギアの選択(材質ではない)は大きな要素です。
ORGA WebShopでも解説している通り、ギアにはギア比という物が存在します。
このギア比で、回転する速度が変動します(ハイサイクルなど)
# 18:1 = マルイ純正比
# 16:1 = ハイサイクル系
# 13:1 = スーパーハイサイクル(マルイハイサイクル同等比)
# 32:1 / 100:200 / 100:300 = トルク寄り(サイクルが落ちます)
ギア比の詳細は ギアの商品ページにも記載してありますので、ご覧ください。
セクターギアの掛かり終わりをカットする事で、ギアがピストンを離すタイミングを早める事が出来、ピストンクラッシュの予防になります。
セクターには、セクターチップを取り付けます。
セクターチップの詳細はこちら
《シム調整》
同じ事を長い間言い続けてはいますが
シム調整のコツは、スパーギアの下のシムを極力薄くします。
このシムが厚いと、スパーに順ずるセクターやベベルの設置位置も上がってしまい
モーターとの噛み合わせやタペットプレートへの負担が大きくなり、オススメできません。
スパー下のシムが決まったら、スパー上のクリアランスは限りなく無くします。
注意点は、メカボックスを閉じてビスを締めると、シムのクリアランスが詰りますので注意してください。
ビス締め無しの時はOKでも締めるとキツくなる事があります。
ビスを締めた後、指でギアを回した際に、抵抗や異音が無くスルスル回ればOKです。
そのスパーの高さに合わせて、セクターとベベルの高さを決めます。
セクター上のシムはタペットプレートが押さえてくれる事もあり、然程 神経質になる必要はありません。
ベベルの肝は、ベベルの上のシムになります。
ベベルの下に関しては、モーターピニオンがベベルギアに当たり、ベベルを持ち上げますので、然程関係ありません。
ベベル上のシムのみ注力してください。
上があまりキツすぎると、ドライブ時に異音の原因になります。
シム調整が終わったら、WAKOSのビスタックにてグリスアップを行います。
ピストンは、現在在庫切れとなっておりますが、Coreピストンを採用!
ハイサイクル仕様という事で、ピストンの2枚目の歯をカットします。
ピストンレールやシリンダーホールなどにバリやザラつきがあったりする場合がありますので、耐水サンド等で研磨してください。
シリンダーは今回、純正経の加速ポート有りの物を採用します。
加速ポートがある事で、放熱効果 及び ピストンの前進スピードが向上しますので、ハイサイクルの場合には有効です。
シリンダーのグリスアップですが、こちらも相変わらずWAKOSのシリコングリスを利用しています。
利用する量はこれくらいでOKです。
薄く塗り伸ばしてください。
ノズルは集弾性向上を図る為、でんでんむし M4用を採用します。
こちら、Shopにも掲載してあります。
《駆動部確認とテストドライブ》
組みあがったメカボックスをロアに組込み、テストドライブを行います。
この状態でセミ/フルともに支障がなければOKです。
また、この状態でノズルを押してみて、きっちり前後運動するか?確認してください。
細い棒状の工具をノズルから差込んで押す事によりピストンの動きもチェックをしてキッチリ動いていればOKです。
たまに、メカボックスを閉じてテストドライブの段階で「実はピストンがレールと噛んでいた・・・」なんて事になると
また全バラシになりますので、この工程は必ずやりましょう!